レザークラフト|ブックカバーを作ってみた!
はじめに
こんにちは!
今日はレザークラフトでブックカバーを作ってみたいと思います。
一度読んだら本棚には買った時のブックカバーを外して並べておきたいタイプだからこそ、もう一度読みたい時に重宝しますね。
設計図面
自分は普段、文庫本より少し大きいサイズの本を読むことが多いので、今回は文庫本より大きめな本に対応したサイズを想定して設計しました。
設計図面を以下に示します。(単位はmmです)
①ポケット
②本体背表紙
③調整バンド
パーツ数はたったの3点です!
片側をアジャスト可能にすることで様々な大きさの本に対応できるようになっています。
こう見るととても簡単な作りですね。それでは早速作っていきましょう!
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革裁断
今回使用した革は緑色のヌメ革です!
厚みは1.8 mmとかなりしっかり目のものを選びました。東急ハンズで購入しました。
まずは設計図に沿って長さを測りながらシャープペンシルで印をつけていきます。
次にカッターで丁寧に、慎重に革を裁断していきます。
3点のパーツが完成しました!
革の裏側のザラザラした面にはトコノールというクリームを薄く塗ってツルツルにする前処理をします。トコノールを塗ったらガラス板で満遍なく薄くのばします。
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菱目打ち・手縫い
パーツの準備が整ったところで縫う工程に入っていきたいと思います。
ここからは順番が非常に重要になってきます。
最初に③の調整バンドの長手方向に沿って菱目打ちをしていきます。
穴を開け終えたら短手方向と②の本体背表紙を縫い合わせていきます。このときの位置は設計図に従います。
縫う際は、針を2本使って糸の両端にくくりつけて交互に穴に糸を通していきます。
縫い終わりは2本の糸を同じ側に出して2,3 mmのところでカットします。
カットした糸はライターの火を近づけて炙り、留めます。(ロー引き糸なので熱で溶けて固まります)
最後に①のポケットを②の本体背表紙に重ねて菱目打ちし、縫い合わせていきます。
菱目打ちをした後、縫う際にテープなどで固定しておくと穴がズレることを防げます。
ただし、あまり強く貼り付けてしまうと剥がす際に跡がついてしまいます。
完成品
完成した作品です。
早速持っている本に装着してみましたが、アジャスタのおかげで良いフィット感です。
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こんな感じで今回はブックカバーを作ってみました!
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